「フードサービス攻めの計数」から学んだこと。人時接客数とは?

「フードサービス攻めの計数」から学んだこと。人時接客数とは?

書籍「フードサービス攻めの計数」から学んだことの第2弾です。

今回は、人時接客数をお伝えします。

目次

人時接客数とは?

人時(にんじ)接客数とは、全社員の1人1時間当たりの接客人数を示します。

(算式) 人時接客数=来店客数÷総労働時間数

書籍によると、標準は3.5人 目標値は4人以上となっています。

この概念を知ったとき、こんな数字まで管理するのだと感心してしまいました。

自分の勉強不足を改めて自覚した瞬間でした。

歯科医院での人時接客数は?

歯科医院において、人時接客数を考えてみたいと思います。

ユニット(歯科用チェア)3台

ドクター1名、歯科衛生士1名、受付1名

月間労働時間 一人160時間

月間の診療日数 20日

来院患者数 一日20人

診療単価 7500円

粗利率 80%

上記のような歯科医院での人時接客数を考えてみましょう。

・月間来院患者数 20人×20日=400人

・月間の総労働時間数 160時間×3人=480時間

・人時接客数 400人÷480人=0.83人

計算の結果0.83人となりました。

人時生産性との関係は?

この場合の人時売上高や人時生産性はどうなっているかというと、以下のようになります。

・月間の売上高 診療単価7500円×月間来院患者数400人=300万円

・人時売上高 月間売上高300万円÷月間総労働時間数480時間=6250円

・人時生産性 月間売上高300万円×粗利益率80%÷480時間=5000円

となりました。

別の視点で考えてみると

月間売上高300万円で3人であれば、一人当たりの売上高は100万円となります。

計算上は、このような歯科医院であれば生産性は合格ラインのような気がします。

現実的には、ユニットの台数3台あるのに、診療室にはドクターと歯科衛生士の2人だけで回るのか?

といった指摘も出てきそうです。

まとめ

人時生産性と共に、今回の人時接客数を学んだことで分析を行う視点が増えました。

実際の事例に当たりながら、さらに理解を深めていきたいと思います。

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